ゴールデンイメージ(Windows10)の設定作りこみ~Anaconda(Python3)編~
みなさんどうもitobyです。
インフラSEならだれでも通る道と言っても過言ではない
クライアントのゴールデンイメージ(マスターイメージ)作成のTipsです。
■Anaconda(Python3)の設定を他ユーザにも適用する
おんなじイメージを配って使わせるネットブートクライアントとか
DeepFreezeとかで固めて使わせるFATクライアントはマスタイメージの作りこみがキモです。
今回はAnaconda(Python3)の設定をしていきます。
設定しておくと喜ばれるものは、初回起動時のダイアログ無効化と自動アップデート無効化ですかね。
■サンプル環境
前回の環境を引き続き使っていきます。
OSはWindows10で、ユーザはladmin(インストール用管理者)、prof(設定用管理者)、test01(一般ユーザ)です。
例のごとく、test01は未ログイン状態(=プロファイルなし)です。
ladminでAnaconda(Python3)をインストールして、profで設定して、その設定を他ユーザにばらまくイメージ。
別にladminで設定してもいいんだけど、変なことになったときに比較出来たらいいかなと思ってprofを用意してます。
■まずはAnaconda(Python3)のインストールから
ladminでインストールします。
公式サイトからダウンロード、インストールします。
ウィザード内でインストール対象が聞かれるので、「All Users」を選びましょう。
インストールできました。
ladminでの作業はこれだけ。
■以下、設定とその適用手順
profにスイッチして設定します。
Anaconda(Python3)インストールされています。
Anaconda(Python3)を起動するとダイアログが表示されます。
Anaconda向上のためにデータ送信するかと聞かれているので、チェックを外して「OK, and don't show again」を押下。
「File」-「Preferences」で設定を確認します。
デフォルトだとアップデートダイアログが起動時に表示されます。
こいつにチェックを入れましょう。
この設定の実体は、C:\Users\prof\.anaconda\navigator\anaconda-navigator.iniというファイルです。
中身はこんな感じ。
それではこのファイルをDefaultプロファイルに移植です。
まだ何もありません。
移植して中身の確認と不要ファイルの選択。
削除しましょう。
これで準備は完了。
■動作検証しましょう
みんな大好き動作検証のお時間です。
今回は新規ユーザでこの設定になっていて欲しい、というイメージなので
最初に用意したtest01でログインします。
「ようこそ」と出ているので、このタイミングでコピーされているはず。
Anaconda(Python3)を起動するとダイアログが表示されません。
設定も確認してみます。
画像の通り、設定が反映されました。
Anacondaを閉じて、更なる検証をしてみましょう。
設定ファイルはコイツです。
消します。
Anacondaを起動します。
ダイアログが表示されました。
設定も確認してみます。
戻ってますね!
これでこのファイルが実体という裏付けがとれました。
これで、新規ユーザが作られたり、AD認証で新規ユーザがログインしたときにも
Anaconda(Python3)の設定は共通の物になります。
イメージ作成しなきゃいけないすべての人に幸あれ!
おわり
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