ゴールデンイメージ(Windows10)の設定作りこみ~TeraTerm編~
みなさんどうもitobyです。
インフラSEならだれでも通る道と言っても過言ではない
クライアントのゴールデンイメージ(マスターイメージ)作成のTipsです。
■Tera Termの設定を他ユーザにも適用する
おんなじイメージを配って使わせるネットブートクライアントとか
DeepFreezeとかで固めて使わせるFATクライアントはマスタイメージの作りこみがキモです。
今回はTeraTermの設定をしていきます。
設定しておくと喜ばれるものは、なんでしょう?
ヒストリの無効化とデフォルトのヒストリ消すぐらい?
流れの中で見ていきましょう。
■サンプル環境
前回の環境を引き続き使っていきます。
OSはWindows10で、ユーザはladmin(インストール用管理者)、prof(設定用管理者)、test01(一般ユーザ)です。
例のごとく、test01は未ログイン状態(=プロファイルなし)です。
#今回の取り忘れたから前回の再利用
ladminでTera Termをインストールして、profで設定して、その設定を他ユーザにばらまくイメージ。
別にladminでやってもいいんだけど、変なことになったときに比較出来たらいいかなと思ってprofを用意してます。
■まずはTera Termのインストールから
ladminでインストールします。
公式サイトから何も考えずにダウンロード・インストールでOKです。
ladminでの作業はこれだけ。
■以下、設定とその適用手順
profにスイッチして設定します。
Tera Termを起動するとログインダイアログが表示されます。
ヒストリに残したいアドレスがあれば入力してOKを押下。
この設定の実体は、C:\Program Files (x86)\teratermf\TERATERM.iniというファイルです。
察しの良い方はこの時点で以下読まなくて大丈夫ですね。
今までのようにデフォルトプロファイルへのコピーとかは不要なんです。
なんならprofユーザも要らない。
ヒストリのリストは以下の部分。
ちゃんと入力したtestsv.localが見えますね。
■動作検証しましょう
みんな大好き動作検証のお時間です。
今回は新規ユーザでこの設定になっていて欲しい、というイメージなので
最初に用意したtest01でログインします。
「ようこそ」と出ているので、このタイミングでコピーされているはず。
#こいつも毎回撮ってます。
Tera Termを起動するとちゃんと入力したサーバ名が表示されています。
ヒストリもあります。
改めて設定ファイルを見てみましょう。
ヒストリを残す設定はここ。
この「ON」を「OFF」にするとどうなるか。
TeraTermを再起動するとこうなります。
ただしこの時点ではホストヒストリは残ったままです。
消してみましょう。設定はここ。
消しました。
TeraTerm起動しなおしてみると以下の通り。
画像の通り、設定が反映されました。
これで、新規ユーザが作られたり、AD認証で新規ユーザがログインしたときにも
Tera Termの設定は共通の物になります。
#今までと違ってイージーですね。
イメージ作成しなきゃいけないすべての人に幸あれ!
おわり
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