ゴールデンイメージ(Windows10)の設定作りこみ~Atom編~
みなさんどうもitobyです。
インフラSEならだれでも通る道と言っても過言ではない
クライアントのゴールデンイメージ(マスターイメージ)作成のTipsです。
■Atomの設定を他ユーザにも適用する
おんなじイメージを配って使わせるネットブートクライアントとか
DeepFreezeとかで固めて使わせるFATクライアントはマスタイメージの作りこみがキモです。
今回はAtomの設定をしていきます。
設定しておくと喜ばれるものは、アップデート無効化ぐらいでしょうか。
#日本語化には着手してません。
■サンプル環境
初回の環境を引き続き使っていきます。
OSはWindows10で、ユーザはladmin(インストール用管理者)、prof(設定用管理者)、test01(一般ユーザ)です。
例のごとく、test01は未ログイン状態(=プロファイルなし)です。
ladminでAtomをインストールして、profで設定して、その設定を他ユーザにばらまくイメージ。
別にladminでやってもいいんだけど、変なことになったときに比較出来たらいいかなと思ってprofを用意してます。
■まずはAtomのインストールから
ladminでインストールします。
!!注意!!
インストールといってもEXEは使いません。ZIPをダウンロードして展開します。
公式サイトで「Other platforms」をクリック。
その先で「atom-x64-windows.zip」をダウンロード。
ダウンロードしたZIPをC:\直下に展開。
展開されました。
設定の前に、新規ユーザでAtomがスタートメニューに表示されるようにします。
展開されたフォルダ内に移動して、atom.exeのショートカットを作ります。
名前をAtomに変更しておきます。
もちろんこのユーザのスタートメニューにはありません。
なぜならZIPを解凍しただけだから。
エクスプローラで「C:\Users\Default\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」を開きます。
そこにAtomというフォルダを作って、
さらにその中に、先ほど作ったショートカットをコピー
これで第1の下ごしらえ完了。
■以下、設定とその適用手順
profにスイッチして設定します。
Atomを起動します。
#profのスタートメニューにもないのでフォルダをたどります。
起動できました。
「Show Weocome Guide When Opening Atom」のチェックを外して、「File」-「Settings」
Coreの中にある「Automatically Update」のチェックを外す。
この設定の実体は、C:\Users\proft\.atom\config.csonというファイルです。
こいつをデフォルトプロファイル配下に移植します。
C:\Users\Default\に
profの.atomをコピーして、中身のconfig.cson以外を選択し
削除!
続いてメモ帳を管理者で起動して、config.csonを編集します。
#拡張子が無くなってアイコンがメモ帳になってるのは、拡張子非表示にしてメモ帳で開いたから。
物は同じです。
選択されてる場所を削除して上書き保存。
ここでAD環境の場合注意しないといけないのが、フォルダとファイルのセキュリティ。
今回はローカルなのでそれぞれにUsers権限がついていれば良いですが、
AD環境だと、おそらく「Authenticated Users」に最低限「読み取り」をつけてあげないといけないと思います。
#未検証。
これで第2の下ごしらえ完了。
■動作検証しましょう
みんな大好き動作検証のお時間です。
今回は新規ユーザでこの設定になっていて欲しい、というイメージなので
最初に用意したtest01でログインします。
「ようこそ」と出ているので、このタイミングでコピーされているはず。
スタートメニューにAtomフォルダとAtomのショートカットができています。
Atomを起動して設定を確認すると
画像の通り、設定が反映されました。
これで、新規ユーザが作られたり、AD認証で新規ユーザがログインしたときにも
Atomの設定は共通の物になります。
イメージ作成しなきゃいけないすべての人に幸あれ!
おわり
- 関連記事